わたし

共有などしたくない。
あのぐちゃぐちゃで、
入り雑じっていて、
ぐるぐる回転していて、
たった少しの冷静さと、
目まぐるしい混沌の、
ながくながく続くトンネル。
悲しくて、狂っていて、ひとりぼっちで。
不安で、怖くて、怯えている。
捨てられて、死にそうな子猫ほど、可愛らしくもなく、儚げでもなく。
苦しくて、抜け出せなくて、消えていまいそうで、
生きているのか、死んでいるのか、わからない、
それでいて、波打つように、激しい。
自分がどこにいるのかも、わからない、知る術もない場所。
自分という人間が、わからなくなって、
どこかへ行ってしまって、
どこにも居てはいけない気がして、でも、ここに横たわっていたい。
動けない、動きたくない、どうか、動かさないでほしい。
意志なんかなく、
誰の声も聞こえず、
そんな自分を排除したくて、
誰もかれも排除したくて、仕方がない。
否定して、否定されて、
みんな消し去りたい。
この世界に存在することすら、許されていない。
名前さえ、必要のない世界。
太陽も忘れてしまった。
私は、だれだ。
私は、なんだ。
ただひとつの、物体の。
生きていようが、死んでいようが、同じに思えてくる。
誰でもない。誰だっていい。
名前など、無いに等しい。
泣いたり、叫んだり、傷つけたりした。
腕も足も、もぎ取られて、喋ることさえ、できなくなった。
誰かを、傷つけたい。傷つけたくない。
必死で食い止める、溢れだしてくる。
誰かを傷つけたくないないから、苦しんでいる。
封じ込めたい。どうしても。
だれか、助けて。

🌱
少しでも　気が紛れるように
みんなみたいに　表現したい
「さあ　書いてみよう！」
今日も　笑って笑って
🌱

©️2020 coriginality