自宅でリハビリ中

日々思うことや物語なぞ 書いてみます。

ぼくのお母さん

ぼくのお母さんは、早足だ。
負けじと僕も早く歩く。
歩いて歩いて、お母さんの先を行くことにしている。
お母さんは、一所懸命後ろをついてくる。すごく楽しい。
お父さんも 早足だ。
僕はまた、負けじと歩く。
お父さんに先をこされないように。
三人のときは、後ろをちょっと振り向いたりなんかすると、お母さんもお父さんも、嬉しそうに笑ってくれる。ふたりが仲よくしてると、僕も嬉しい。だから、もっと早く歩く。どこまでも。
お母さんが大好き。
だって僕を愛してくれてる。
いつも一緒だし、美味しいごはんも作ってくれる。
寝るときだって、暖かい毛布をかけてくれるんだ。朝は、「おはよう」って言ってくれる。
大事にされてるって感じがしてる。
だから、ちょっとでもお母さんを危ない目に合わせたら承知しない。
みんなに知らせるんだ。
「あっちへ行け!」「危ない!」「やっつけろ!」って。
そして、僕は、悪いやつに飛びかかってやる。
小さい身体だけど。
飛び付いて、そいつの腕に噛みつき、自慢の歯を思いっきり食い込ませてやるんだ。
やっつけなくちゃいけないんだ。やっつけなくちゃいけない。なんとしても。
だって、何よりも大切なお母さんだから。
お母さんを守るのは、僕しかいないんだ。




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妹のかわいがっている愛犬にヒントを得ました
今日も笑って笑って
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